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起業家 号令 命令 訓令

号令・命令・訓令

起業家,号令,命令,訓令,起業,指示 2015/11/08 

 

起業家として組織を抱えれば、部下や従業員に対して毎日のように何かしらの指示を出さなくてはなりません。

 

トップからの指示ですから、当然ながらそれは一定の重みを持つものであり、そこには様々な意味や責任が含まれてくることになります。

 

ところで、指示の方法やその内容を説明するのに、軍隊用語である「号令」「命令」「訓令」という3つの指示方法の違いが、よく引き合いに出されることがあります。

 

一般的には、どれも同じような意味合いに感じられ、日常でその違いを意識することなどあまりありませんが、実は号令・命令・訓令の3つには、大きな違いがあるのです。

 

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号令とは

まず、号令とは、最も初歩的な指示方法と言えるもので、具体的な作業指示そのものです。

 

「明日の午前10時東京駅発、秋田新幹線の切符を1枚頼む。」

 

と言われれば、何を買えばいいかは極めて明確ですから、恐らくビジネス経験のない新入社員でも指示の遂行は可能です。

 

しかしながら、目的の切符が売り切れの場合、「売り切れで買えませんでした」と何も買わずに帰ってくることになります。

 

指示した内容に、指示する側の意図や目的が含まれていないのですから、これは当然のことです。

 

つまりこのように、指示される側の任務や作業のみが示されているのが、「号令」なのです。

命令とは

さて、「号令」の結果、売り切れのため何も買わずに帰ってくる(遂行出来ないため結局何もしない)といったことを防ぐためには、その作業の目的、すなわち、指示する側の意図を含めなければなりません。

 

それに沿って、前述の指示を修正すれば

 

「明日、14時頃に秋田に着きたいから、東京駅10時発の切符を1枚頼む。」

 

とでもなるでしょうか。

 

これが、「号令」から一歩進んだ指示方法である「命令」です。

 

この場合、もし東京駅10時発の切符が売り切れていた場合、より早い時間の切符を購入するなど、指示される側の行為に一定の考察の余地が出てきます。

 

気が利く・気が利かないなど、指示される側の個性や特性が、多少なりとも結果に表れてくるということになります。

訓令とは

そして、さらに進んだ指示方法である「訓令」ですが、これは指示される側の判断とその裁量が、より顕著に表れるものになります。

 

要するに、

 

「明日、14時頃に秋田に着きたいから、よろしく。」

 

といった、単に指示する側の意図や目的のみを含んだ指示方法です。

 

この場合、指示された側は、もしかしたら新幹線ではなく、飛行機のチケットを購入するかもしれません。

 

あるいは、当日の交通機関障害など、予期せぬ事態が発生した際に慌てなくても済むよう、ホテル等の予約と共に現地での前泊を提案するかもしれません。

 

「訓令」とは、それくらい、指示される側に幅広い考察の余地があり、その判断と裁量に大きく左右されるため、最も高度であると言われている指示方法なのです。

 

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相手や状況によって使い分ける

軍隊用語である号令・命令・訓令の違いを例に見てまいりましたが、要するに、指示方法にはレベルがあり、相手や状況によってそれを使い分けなくてはならないということです。

 

極めて当たり前の事実ではあるのですが、実は起業家や経営者などのトップを始め、それを分かっていない人があまりにも多いというのが現実なのです。

 

もちろん、すべての指示を「訓令」で出すことが出来れば、指示する側としてはハッキリ言って非常に楽です。

 

親が赤ちゃんの欲求や要望を察して万事世話をするのと一緒で、極論、「○○がしたい」と言うだけで、部下や従業員など周りのスタッフが、すべてのお膳立てをしてくれるのであれば、それに越したことはないからです。

 

しかしながらそれは、周りが非常に優秀なスタッフで固められているという場合に限ります。

 

そしてそれは言うまでもなく、至極恵まれた環境なのです。

 

元々人間というのは、コツコツとした努力を積み上げながら少しずつ成長していくものであって、一度ですべてを把握して覚えてしまったり、最初から気を利かせて万事気配りを行き届かせたりすることが出来るような、極めて優秀な人間などそうそう存在しないのです。

 

 

にも拘わらず、何を勘違いしているのか、その驕り故、周りが見えなくなってしまっているのか、もはやどんな相手に対しても、そしてどんな状況においても、「訓令」でしか指示を出せない人間というのは多く存在します。

 

起業家たるもの、決してそうはなりたくないものです。

 

私が常々申し上げている通り、起業家はあらゆる意味において、とにかくまず「謙虚であるべき」だからです。

 

 

「訓令」で問題のない優秀な相手に、「号令」で指示を出し続けたところで、裁量が与えられず、いつまでも認めてもらえない歯がゆさ故に、次第にそこにいる意味を見出せなくなり、いつかはあなたの許を離れていってしまうでしょう。

 

一方で、「号令」の必要な未熟な相手に、「訓令」で指示したところで、結局何も出来ず、「指示が悪い」ということになって、これもまた早々にあなたの許を離れていくことでしょう。

 

号令・命令・訓令の違いを把握し、それを使い分けるという行為を理解し、そのエッセンスを身につけることは、何も軍隊においてだけではなく、組織などのあらゆるコミュニティーにおいて、あるいは家族や知人などに対しても、決して無駄ではない、極めて有意義なことなのです。

 

 

 

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